所縁の名所

坊ちゃん広場 放生園 愚蛇仏庵 坊っちゃんスタジアム 愛松亭跡



坊ちゃん広場

坊っちゃん広場は、道後温泉本館の向い側にあります。道後温泉本館で温泉に浸かった後、ちょっと小腹がすいた時などに立ち寄りたいですね。坊ちゃん広場内には、オリジナル「いよかんソフトクリーム」や「いよかんジェラート」、愛媛県の名産「じゃこてん」の実演販売などがあります。「じゃこてん」は、その場で上げてくれるので熱々でとっても美味しい。オススメです!また、広場内では、坊ちゃんと一緒に記念撮影を撮ることができます。

じゃこ天

近海で捕れたホタルジャコを骨ごと摺りつぶして油であげたもの。

みかんの木&ドルチェ

色んなみかんジュースが並んでいます。これは「太陽の一滴」。

小林信近像

i伊予鉄グループ創業者で初代社長「小林信近」の銅像と顕彰碑が設置されました。

放生園

子規記念博物館でバスを降り、道後商店街を目指して歩いて行くと、放生園(ほうじょうえん)に辿り着きます。 放生園は建武年間(1334~1336年)に伊佐爾波神社が現在の場所に移された時、境内の御手洗川の引水を湛えて池が造られたと云われています。 この池が「放生池」と云われ、聖浄の地とされたようですが、現在は埋め戻されて公園になっており、その片隅に名物「坊ちゃんカラクリ時計」が設置されています。 このモニュメントは、道後温泉本館建設百周年記念事業の一環として「振鷺閣」(しんろかく)を素材に製作されたもので、午前8時から午後10時まで、 30分間毎に軽快なメロディに乗って夏目漱石の小説『坊ちゃん』の登場人物が4段階に伸びながら演出します。 一番下の階層は道後温泉入浴模様、2段目は中央に坊ちゃんとその両側には先輩教師と人力車に乗ったマドンナが、3段目には時を刻む時計が配されるという凝り様です。 また、この時計の周りには、松山観光協会の方が演じる「坊ちゃん」「マドンナ」「巡査」が、それぞれ観光客相手に記念撮影等に応じてくれます。

記念撮影

松山観光協会の方が演じる「坊ちゃん」「マドンナ」「巡査」。

からくり時計

『坊ちゃん』の登場人物が4段階に伸びながら演出します。

足湯

明治24年から昭和29年まで道後温泉本館で使用した湯釜から出る足湯

愚蛇仏庵

萬翠荘の裏手にある愚陀佛庵は、夏目漱石が英語教師として松山中学校に赴任した際、下宿していた上野家の離れを当時の雰囲気そのままに復元したものです。 正岡子規が療養のために居候し、1階に正岡子規、2階に夏目漱石が住み、52日間共に過ごし、俳句づくりに没頭しました。小説「坊ちゃん」はここで過ごした松山での教師体験を元に生まれました。 この「愚陀佛庵」という名前は夏目漱石の自分の俳号「愚陀佛」から名付けたという説と、正岡子規が「愚陀佛がいる庵」と呼称しているところから、正岡子規が名付けたという説があります。

坊っちゃんスタジアム

坊っちゃんスタジアムは本塁を北側として野球場を配置しております。これは野手がフライを取るときに、太陽光線が妨げとならないように、設計されています。 導線計画としましては、観客はすべて外部階段よりデッキ上に誘導し、2階から各スタンドへ入るように、また、選手・関係者等は、1階出入り口の利用とし、 基本的には両者を分離し混乱を避けるようにしております。 身体障害者の方は、1階エレベーター若しくは、球場西側外部スロープより入場できます。 グラウンドとしては、プロ野球公式戦可能な、両翼99.1m・中堅122mの広さを持ち3万人収容可能なスタンド及び、 ナイター設備を備えた『野球王国愛媛』にふさわしい球場です。内野を黒土混合土、外野を天然芝とし、プロ野球・高校野球を問わず選手にやさしく、 プレーのしやすさを重視した仕様となっています。


愛松亭跡

「僕がいい下宿を斡旋してやるから移り給え。……一緒に来て見ろというから行った。町のはずれの岡の中腹にある家で至極静観だ。主人は骨董を売買するいか銀という男……」 山城屋より移ったが、主人のいか銀がしきりに骨董買いを勧めるが迷惑。三ヶ月いたばかり。まもなくこの城山の麓の津田安五郎方から二番町の上野氏の方へ移った。 このあたり、下宿の移動は坊っちゃんと作者漱石が重なり合うようだ。 この松山城麓の愛松亭跡は当時使っていた井戸を残すのみ。フランス風の美しい久松家別邸が大正のころに建ち、これが現在は愛媛県立美術館分館(萬翠荘)となっている。 その前庭には漱石書簡の碑が建ち、訪れる人の足を止める。また裏手には漱石と子規が一時期起居をともにした愚蛇仏庵が復元されている。

直筆の手紙の石碑

漱石が恩師に宛てて出した書簡の副碑です。

藩政時代の井戸

萬翠荘の正門前にある藩政時代の井戸。漱石はこの井戸から水を汲んで、お茶を飲んでいたという

漱石珈琲店 愛松亭

夏目漱石 生誕150年を記念して萬翠荘の敷地内愛松亭跡地にオープンしました。

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